塩化 アンモニウム と 水 酸化 カルシウム。 塩化アンモニウム

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塩化 アンモニウム と 水 酸化 カルシウム

<概要> 容量分析には種々の手法が知られているが、ここでは別府で採取された温泉水(「ナトリウム-塩化物強塩泉」(旧称:強食塩泉)に分類される塩分濃度の高いもの)を対象に カルシウム・マグネシウムのキレート滴定、塩化物イオンの沈殿滴定を実習する。 キレート滴定はキレート試薬を用いて金属イオンを定量する滴定法であり、錯滴定とも呼ばれる。 これは金属キレート化合物(金属多座配位子錯体)が安定であることを利用した滴定法である。 キレート試薬としてはEDTA(エチレンジアミン四酢酸)が最も広く用いられている。 沈殿滴定は沈殿反応を利用する滴定法で、中でも銀塩を用いる滴定法(argentimetry)がよく知られている。 沈殿滴定における終点の判定には、ここでは吸着指示薬を用いる方法(ファヤンス Fajans法)を用いる。 3-2-1温泉水中のカルシウムとマグネシウムの定量 <概要> 試料の温泉水を精確に5倍に希釈し、まずカルシウムとマグネシウムの合量をpH 10程度でEDTAによるキレート滴定で定量する。 次に、試料に水酸化カリウムを加えpH12-13 として滴定する。 高いpHではマグネシウムは水酸化マグネシウムMg OH 2として沈澱しEDTAと反応しないので、カルシウムのみが定量される。 マグネシウムの量は、カルシウムとマグネシウムの合量からカルシウムの量を差し引いて求める。 各滴定は滴定溶液が多めにあるので、操作に慣れる意味で複数回行うのが望ましい。 滴定操作を繰り返す時は、5倍希釈した試料溶液をホールピペットで採取するところから始めて、滴定を終了するまでの操作を繰り返す。 <試薬の調製>• 24) 約0. 37 gを精密にはかり取り(資料編I-6参照)、イオン交換水に溶解しメスフラスコを用いて精確に100 mLにする。 調製した溶液は試薬瓶に移して保管する。 後の実験4-3でも使用するので、残った溶液を廃棄しないこと。 塩化アンモニウム-アンモニア緩衝溶液(アンモニア緩衝溶液pH 10. 7) 塩化アンモニウム 6. 75 gと 57 mL のアンモニア水にイオン交換水を加えて、全量を100 mL としたもの。 (実験3で調製したもの)• 11)約22 gを秤量しイオン交換水に溶かして50 mLにする。 後の実験でも使用するので、残った溶液を廃棄しないこと。 3-2-1A カルシウムとマグネシウムの合量の定量 <操作>• 【5倍希釈温泉水の調製】用意してある温泉水を100 mLメスフラスコにホールピペットで精確に20 mL取り、 水を加えて希釈して精確に100 mLにして5倍希釈温泉水を調製する。 温泉水に沈殿や濁りがあるときはろ過してから希釈する。 5倍希釈温泉水をホールピペットで精確に10 mLコニカルビーカーにはかり取り、 イオン交換水10 mLを加え滴定試料とする。 ここに駒込ピペットを用いて塩化アンモニウム-アンモニア緩衝溶液約 1 mL、EBT指示薬を数滴加える (注1)。 完全に赤みが消えた点を終点とする (注2)。 資料編V-20 <金属指示薬>参照。 (注2)赤と青の中間色ではなく、完全に赤みが消えた点が終点であることに注意。 3-2-1B カルシウムの定量 <操作>• 時々攪拌しながら3~5分間放置し、NN試薬粉末を少量添加して溶解させる (注1)。 完全に赤みが消えた点を終点とする (注2)。 (注1)この時、水酸化マグネシウムの沈殿ができているかどうか確認せよ。 (注2)水酸化マグネシウムMg OH 2の沈殿とカルシウムイオンは一部共沈する。 <検討>• 元の温泉水中のカルシウムとマグネシウムの各イオン濃度を温泉水1 kg中に含まれる物質量であらわせ。 温泉水の密度は実験室においてある振動型密度計あるいはアルキメデス法で測定すればよい(1. 026 g cm -3 程度になる)。 滴定に使用したのが5倍希釈した温泉水であることに注意する。 試験管に温泉水を5 mL程度取って煮沸してみよ。 吸着現象に親しみ操作に慣れる意味で、滴定操作は複数回行うのが望ましい。 クロム酸銀の溶解度が塩化銀より低いため、溶液中の塩化物濃度が十分低くなる硝酸銀の滴下にともないクロム酸銀の赤褐色の沈殿が生じることを利用する。 5 mL程度加えて滴定すればよい。 興味のあるものは教員・TAに申し出よ。 <試薬の調製>• 87)約1. 7 gを精密にはかり取り、イオン交換水に溶かしてメスフラスコを用いて精確に100 mLにする (手や体に付けないように注意。 付いた場合にはすぐに水で洗う。 そのままにしておくと黒い痣になってなかなか取れない)。 <操作>• ビーカーに5倍希釈温泉水をホールピペットで精確に10 mL取り、水20 mLを加える。 用意してある0. 硝酸銀溶液を滴下するにしたがい、生成する塩化銀で溶液は白濁した黄色の液となる。 この懸濁液が、赤みがかった色になったところが終点である。 <検討>• カルシウム・マグネシウムの量と同様に、 元の温泉水中の塩化物イオンの濃度を温泉水1 kg中に含まれる物質量であらわせ (温泉水中で銀と不溶性の沈殿を作るものはすべて塩化物イオンとして考える)。 <研究>• フルオレセインの類縁物質であるエオシンYなどで滴定終点の判定が可能か確かめてみよ。 <廃棄物処理>• 硝酸銀溶液及び塩化銀の沈殿を含む滴定廃液は、用意してある廃液容器に入れる。 指示薬の入っている溶液は指針Bに従って処理し、その他は指針Aに従って処理する。

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3回生実験のこと:容量分析の初歩2

塩化 アンモニウム と 水 酸化 カルシウム

産業用除湿剤ファインドライB 梱包用・包装用乾燥剤 機械部品の梱包およびコンテナ内の結露防止を目的とする強力乾燥剤です。 塩化カルシウム 塩化カルシウムとは 塩素とカルシウムの化合物で、海水など自然界にも存在する無色の無機塩類です。 吸湿性、潮解性があり、水やエタノールに溶けやすい性質を持ちます。 炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)製造工程で、塩化アンモニウムに水酸化カルシウム(石灰乳)を反応させて製造します。 使途の一つに吸湿を目的とした除湿剤があります。 この吸湿は活性炭、シリカゲルなどの物理的吸着(ファン・デル・ワース吸着)と異なり、化学的吸着(共有結合)によるものです。 この塩化カルシウムの蒸気圧は大気に比べて低いため、蒸気圧差により雰囲気水蒸気圧と平衡するまで吸湿を続けます。 以下、塩化カルシウムが6水塩化カルシウムとなる化学式です。 このほか塩化カルシウムの使途として道路の凍結防止、融雪、霜柱防止があります。 これは塩化カルシウムを雪や凍結した場所に使用すると溶解熱が発生、また凝固点温度を下げることで(凝固点降下)雪および氷を溶かす働きによるものです。

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塩化 アンモニウム と 水 酸化 カルシウム

高校ではこれですみます。 解答にある「酸の強さはNH4+>Ca2+,塩基の強さはOH->Cl-なので弱塩基のNH3が遊離する」」なんて見たことがありません。 知ったかぶりの大学院生がバイトで書いた解答ではないでしょうか。 イオン反応式で考えてみてください。 NH4ClとCa(OH)2はイオンに分かれているとしていいと思います。 NH4Clは塩です。 Ca(OH)2は強塩基です。 両辺に共通な遊離のイオンを消去します。 NH3は分子性の弱塩基です。 分子性の弱塩基であるというのは電離度が小さいということです。 NH4+とOH-は出会えば平衡が実現する所まで右に動きます。 中和反応として考えるのであればNH4+からOH-にH+が移っていますからNH4+が酸、OH-が塩基であるとすればいいです。 相手がOH-でなくてH2OでもNH3が出来る方向に平衡が実現する所まで移動します。 NH4Clの水溶液は酸性であるというのが出てきます。 注 イオン性の弱塩基は電離度ではなくて溶解度で決まっていると考えてください。 溶ければ電離していると考えるからです。 したがって金属の水酸化物で水に溶けにくいものは全て弱塩基です。 溶けなければOH-が出てきません。 金属イオンの系統分析で水酸化ナトリウムを加えると水酸化物が沈殿するというのはこの反応です。 逆にいうと金属の水酸化物で強塩基は水によく溶けるものです。 周期表の左の2列の中の金属元素だけです。 アルカリ金属元素とアルカリ土類金属元素だということになります。 これが「アルカリ~」という名前のついた理由です。 A ベストアンサー アンモニアの噴水実験,簡単にできてインパクトがありますよね。 ビーカーに水をいれ,ガラス棒付きのゴム栓をした丸底フラスコを立てておく。 ゴム栓のガラス棒の脇に小さなスポイトがあって,その中にも少量の水が入っている。 で,スポイトの水をフラスコの中に押し出すとビーカーの水が噴水になってフラスコ内に上がってくる。 ここで,このフラスコの中にはあらかじめアンモニアという気体が充満していないとだめなんですよね。 アンモニアという気体は水に非常に 異常に)よく溶けます。 温度が20度ぐらいだと,水1mlに300mlぐらいは溶けます。 わかります?そんなあほな,というぐらい溶けるんです。 ということは,はじめにスポイトでほんの少し加えた水,多分1mlか2mlはあったと思うんですが,これでフラスコ内のアンモニアが全部溶けてしまうというのがわかると思います。 フラスコは500mlぐらいのを使ったんじゃないでしょうか?) 気体が全部溶けちゃうと,フラスコ内は真空になりますよね。 真空ということは気体や液体を引き込むということになるんですが,これはわかりますか? ストローでジュースを吸い込むのと同じような状態です。 その結果,ビーカーの水がフラスコ内に噴出してくるというわけです。 なお,ビーカーの水にはフェノールフタレインを入れておくことが多いですね。 フェノールフタレインは酸性から中性で無色,アルカリ性で赤色になります。 アンモニアの水溶液はアルカリ性ですから,ビーカーの中 中性)では無色だった水がフラスコ内に到達するとアンモニア水溶液になって赤くなるということです。 おわかりいただけましたか? アンモニアの噴水実験,簡単にできてインパクトがありますよね。 ビーカーに水をいれ,ガラス棒付きのゴム栓をした丸底フラスコを立てておく。 ゴム栓のガラス棒の脇に小さなスポイトがあって,その中にも少量の水が入っている。 で,スポイトの水をフラスコの中に押し出すとビーカーの水が噴水になってフラスコ内に上がってくる。 ここで,このフラスコの中にはあらかじめアンモニアという気体が充満していないとだめなんですよね。 アンモニアという気体は水に非常に 異常に)よく溶けます。 温度が20度ぐらい... A ベストアンサー 教科書に載っている酸・塩基の定義を見ると 酸:水に溶けてH+(正しくはH3O+)を出す物質 塩基:水に溶けてOH-を出す物質 アルカリ:水によく溶ける塩基 とあります。 「水に溶けて」ということですから水溶液が前提です。 これは定義から出てくることです。 水中のH+とOH-が減少しなければ中和ではないはずです。 でもH2Oが生じるということと反応式の中にそのH2Oが出てくるということは別の問題です。 化学反応式は反応によって量が変化した物質の間の関係式です。 存在はするが量が変化していないという物質は式の中に書きません。 反応に重要な働きをしていても書きません。 触媒を反応式の中に書かないというのもこの立場です。 水によく溶ける物質ですからアルカリとも呼んでいます。 両辺に共通なH2Oは量の変化していない物質ですから消去します。 この反応式は水溶液中の反応も水溶液外での反応も表わしています。 ただ反応の仕組みは異なっています。 水溶液中での反応では水が出来ています。 水溶液外での反応では水は出来ていません。 (水溶液中の反応に対しての質問だと思いますから#1のように水溶液外の反応を示しても回答にはなっていない事になります。 ) 水溶液中で酸、塩基として働く物質は水溶液外でも直接に反応することが可能です。 固体のCaOと気体のCO2が反応する場合でも同じことが成り立ちます。 石灰石の熱分解の式はこの逆反応です。 それぞれを別々に水に溶かしてから混ぜれば、CaCO3の沈殿が生じるよく知られた反応が起こります。 CaOとCO2を出発物質として書けば水溶液中での反応も同じ式になります。 水溶液中でも水溶液外でも同じ反応式になります。 この式ではH2Oが生じています。 でも片方から出ているように見えます。 水溶液の中での反応か外での反応かで仕組みが異なっていることが分かります。 水溶液中の反応であるとしてもH2Oの数が異なりますね。 教科書に出てきたときに気がつかれましたか。 CO2は2価の酸として働きますからH2Oは2つ出てくるはずです。 アンモニアの場合出発物質を水溶液中でもNH3としています。 NH4OHは現在どの教科書でも使われていません。 これは不安定な分子という意味の表現でもありません。 書くと多分間違いにされるでしょう。 ラボアジェの本を見ると「非金属元素の酸化物は酸である」という表現が出てきます。 CO2もSO2もNO2も酸として扱っています。 教科書に載っている酸・塩基の定義を見ると 酸:水に溶けてH+(正しくはH3O+)を出す物質 塩基:水に溶けてOH-を出す物質 アルカリ:水によく溶ける塩基 とあります。 「水に溶けて」ということですから水溶液が前提です。 これは定義から出てくることです。 水中のH+とOH-が減少しなければ中和ではないはずです。 でもH2Oが生じるということと反応式の中にそのH2Oが出てく... A ベストアンサー >化学反応式を教えて下さい 正確には「熱化学方程式」ですね。 -------------------- #1さんの >酸素原子1つでは、存在する事は出来ません。 yamamura. html >化学反応式を教えて下さい 正確には「熱化学方程式」ですね。 Q 酸の強さと酸化力について 塩酸は強酸だが酸化力はないと書いてありました。 つまり、酸の強さと酸化力は関係がないということですよね。 「酸の強さ」とは何によって定まるのかと思い調べたら 「pKaの値が・・・」と出てきましたが、化学Iの理論化学と無機化学が終わった段階なので これはたぶん習っていません。 何によって酸の強さは決まるのですか? また、これを習っていない場合、酸の強さは覚えるしかないのでしょうか? 出てくる酸は「塩酸」「硫酸」「硝酸」くらいですが。 酸化力について これも何によって定まるのかが分かりません。 覚えるものなんでしょうか? 最後に・・・ 酸の強さと酸化力について、違いを教えてください。 A ベストアンサー 酸の強さは、水素イオンの濃度の濃さです。 pHなどでこれをあらわします。 酸化力とは反応物を酸化させる(電子を奪う)力があるものを表します。 酸化力のある酸というのは、水素イオンと対になっている部分のイオンに酸化力があるものを示します。 たとえば、塩酸であれば塩化物イオンCl-がそれに該当しますが、これは酸化反応を起こしません。 (反応時に反応物から電子を奪わない。 )なので、塩酸は酸ではある(水に溶かすと水素イオンを出す)が、酸化力はありません。 しかし、硝酸や熱濃硫酸の場合は、硝酸イオンなどが反応物を酸化させる(反応物から電子を奪う)い、なおかつ水溶液中で水素イオンを出すので、酸化力がある酸という表現を使います。

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