福島 原発 死者。 闘う町長、記者に遺言 原発事故「死者いない」は間違い:朝日新聞デジタル

福島第一原発の作業員で18人目の死者~約6年8ヶ月で増え続ける死者~

福島 原発 死者

福島に「恐ろしい病」が蔓延しているのか。 東京電力は24日、60代の男性作業員が死亡したと発表した。 今月21日、1号機タービン建屋に機材を運び入れた際に突然意識を失い、救急車で病院に運ばれ、死亡が確認されたという。 福島原発では1日と8日にも男性作業員が死亡している。 今月だけで、3人も亡くなったことになる。 東電広報が言う。 「プライバシーに関わる問題なので、死因の詳細については回答を差し控えます。 ただし、1日と21日に亡くなった方はケガや作業中の事故など外傷ではなく、病気などの内部疾患が原因と、元請け会社から報告を受けています」 昨年度、福島原発で死傷した作業員は64人。 ベテランが減り、経験の浅い作業員が増えたため、タンクから転落して死亡したり、機械に手足を挟まれて重傷を負うケースが急増した。 あの事故から4年5カ月が過ぎ、事態は新たな局面を迎えているようだ。

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福島の原発事故で死者がでていないように報道されていますが、実際どう...

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インタビューに応じる馬場有さん=4月13日、福島県浪江町、三浦英之撮影 真夏日だった。 気温31度。 強烈な太陽光に照らされて白く見える街の中へ、黒塗りの霊柩(れいきゅう)車が駆け抜けていった。 「町長、ありがとう」。 静寂の中で響くクラクションの音を追うように、斎場に詰めかけた約1千人の町民らから声があがった。 福島県浪江町の前町長、馬場有(ばば・たもつ)の葬儀は2018年7月3日、浪江町の北隣の南相馬市で営まれた。 享年69歳。 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除されてから約1年3カ月、町内にはまだ営業を再開した斎場がなかった。 苦悩に満ちた晩年だった。 浪江町は第一原発の北8キロに町役場を置く。 馬場はその原発近隣町で07年、「国道拡幅」を掲げて町長選に初当選した。 1期目も残りわずかだった11年3月。 東日本大震災が起き、誰も経験したことのない原発事故に襲われた。 以来約7年間、全町民約2万1千人を町外へと脱出させる「全町避難」や、県内外で避難生活を送る町民への対応など、前例も正解もない難題に身を削って取り組み続けた。 故郷を追われた町民の先頭に立ち、声を荒らげて国や東電の責任を追及する姿に、「闘う町長」と慕われた。 一方、2017年春に国の避難指示解除を受け入れることを決断すると、放射線への不安を抱く町民からは「俺たちをモルモットにする気か」と批判された。 心労が重なり、17年末から入退院を繰り返していた。 悩み抜いた末、6月13日に町議会に月末付での辞表を提出した。 直後の27日、現職のまま、胃がんで逝った。 亡くなる約2カ月半前のことだ。 馬場は「後世に書き残してほしい」と私をひそかに自宅へ招き、長時間の取材に応じていた。 聞き取りは計3日間、携帯電話での取材も合わせると計約6時間になる。 馬場は震災時の状況や自らの心境、町政の課題や東電とのやりとりなどを詳細に語った。 「何でも話す」。 代わりに、掲載は「私が許可するか、万一のことがあった後に」という条件をつけた。

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福島の被ばく報道はデマだらけ

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福島第一原発の構内で働く作業員は、他の工事現場で働く作業員よりも、たくさん亡くなったり負傷したりしているのでしょうか? まず、原発事故による放射線の影響での死者はこれまでに0人です。 福島第一原発の構内における労働災害の多くは、熱中症や作業時の負傷です。 労働災害がもっとも多かった年度は2014年度(64人)でした。 翌年は38人、2016年度では24人にまで減少しました(2011年度が59人、2012年度が25人、2013年度が32人)。 原発構内での事故は、全面マスクや半面マスクによって視界がさえぎられることによる転倒やつまずき、また機械などにはさまれたり巻き込まれたりする事故が多く、死亡事故も起こりました。 また全身を覆う防護服と、マスクをつけて作業することによる熱中症も大きな課題でした。 しかし、2016年3月以降、構内除染を徹底したことによって、多くのエリアで軽装備での作業が可能になったこと、また労災が起きた場合の情報共有と再発防止策が講じられていることなどが理由で、労働災害は減少しました。 事故前の原発構内は厳重に管理された場所でしたので、転倒してケガをする人はもちろん、作業中の事故そのものも、他の工事現場と比較して非常に少ない環境でした。 これらのことから、福島第一原発の構内での死傷者は、他の工事現場と比べると少ないと言えます。 なお、福島第一原発での作業にともなう被曝により白血病を発症したとして、労災認定された人がこれまでに2人います。 放射線被曝による白血病発症の労災認定基準としては、5mSv以上の被曝があげられていますが、厚生労働省によると、「白血病の労災認定基準は、年間5mSv以上の放射線被曝をすれば発症するという境界を表すものではなく、労災認定されたことをもって、科学的に被曝と健康影響の因果関係が証明されたものではない」としています。

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