三峡 ダム 決壊。 専門家が三峡ダム決壊の危険性を指摘 「唯一の道はダムの解体」【禁聞】

三峡ダム「変形している」 周辺観光地、一時営業停止 (2019年7月9日)

三峡 ダム 決壊

連日の大雨によって中国南部の各地でが発生し、の決壊を危ぶむ声が挙がっています。 6月17日にダム上流の丹巴県で洪水と山崩れが発生した後、中国の専門家は下流の住民に避難を呼びかけました。 一方、三峡ダム専門家の王維洛(おう・いらく)氏は、「どこにも逃げ場はない。 唯一残された道はダムを解体することだ」と発言しています。 中国南部では6月上旬から大雨が続き、24の省と区で豪雨により852万人が被害を受け、各地で浸水と洪水が発生しています。 6月17日早朝、三峡ダム上流の四川省甘孜(カンゼ)丹巴県で発電所が押し流され、山崩れも発生したことで、安全性が疑問視されている三峡ダムが再度決壊の危険性に直面しています。 経済学者の「財経冷眼」はツイッターに「三峡ダム上流の四川省と重慶市で洪水が起こり、小規模ダムが決壊し、三峡ダムが危険にさらされている!」と投稿しました。 四川省丹巴県のせき止め湖が決壊した後の様子を撮影した動画によると、激しい濁流が流れ去った後、多くの村落が流されてしまったことがうかがえます。 山崩れもまた、多くの村を呑み込みました。 中国メディアの新京報は、四川省甘孜丹巴県のせき止め湖が決壊して洪水が下流を襲い、一部の村の家屋や発電所が浸水や倒壊などの被害に見舞われ、現時点で2万人以上が避難していると報じています。 四川省巴中市(はちゅう-し)では1億4000万元を投じて建設中だった橋が一瞬で流され、濁流にのみ込まれました。 三峡ダム問題の研究者でドイツ在住の水利専門家、王維洛氏は、せき止め湖は山から落ちてくる大きな岩や土砂で形成された自然のダムで、洪水を堰き止めていると説明しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「堰き止めによってダムの高さはどんどん高くなって、その後このダムにゆっくりと自然に水漏れが発生し、漏れがどんどん大きくなってダムを崩壊させた。 その後決壊による洪水が発生した。 そのように発生した洪水の衝撃力、破壊力は、自然の洪水の数十倍だ」 王維洛氏は、せき止め湖が決壊した場合の破壊力は、津波のように前に向かって進むため、どこに広がっても河川近くの家屋が瞬時に倒壊すると説明しています。 四川省が1億4000万元を投じて建設中だった橋も流されましたが、これは橋梁建設部門の洪水対策が不完全だったためです。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「洪水が来た時、流されてきた丸太や樹木などのゴミがこの建設中の橋の橋脚や柵などに引っかかって、そこがダムのような状態になってしまった。 その後、あとから来た水で水面が上昇し、橋が押し流された」 中国建築科学研究院の博士課程指導教官の黄小坤(こう・しょうこん)氏は6月18日、一連の洪水災害に対し、微信(ウィチャット)の友人グループチャットで「宣昌より下流は逃げろ。 最後にもう一度言う」と警告しました。 しかし王維洛氏は、三峡ダムの下流域には5億人が暮らしておりお、逃げるところなどないと指摘しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「三峡ダムの危険性は常に存在していた。 決壊問題は常に存在していた。 宣昌より下流の住民は逃げろと言っても、下流とは宣昌から上海までだが、どこに逃げればいいのだ。 外国のビザやパスポートを持っていたところで今は出国できない。 どこにも逃げ場はない」 王維洛氏は「中国には10万近くの貯水池があり、どの地方にもあるが、4割以上は安全ではない。 これらの放水や決壊は三峡ダムに影響する。 貯水池が近いほど危険性も高まる。 どこか逃げるところがあるだろうか?」と指摘しています。 6月11日に中共国務院新聞弁公室が開いた水害対策状況説明会で、水利部高官は今年の水害対策状況は非常に厳しいとして、全住民に対し洪水対策の準備を怠らないよう注意を促しました。 また、現時点で148の河川で警戒水位を上回る洪水が発生しているうえ、中国の10万近くある貯水池の一部に問題があり、貯水・災害防止機能を発揮できないとも述べました。 水利部の今年の重点業務は「ダム事故」防止でした。 王維洛氏は、三峡ダム下流よりも上流のほうが危険だと警告しています。 中共政府は上流住民の移住はすでに完了したと発表していますが、新たに建設された都市の安全性は低く、ひとたび大洪水に見舞われたらそれらすべてが水に呑まれると指摘しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「驚くべきことだ。 逃げるのではなく解決策を探るべきだ。 このダムを取り壊すのだ。 どこにも逃げるところはない。 長江中下流域の4億人、5億人にどこに逃げろと?逃げ場などない!」 王維洛氏は、「逃げるよりもダムを完全に取り壊す方がよい。 一人につきブロック一つを取り除けば、ダムはなくなる」と指摘しています。 王維洛氏は昨年の段階で「三峡ダムの解体は早ければ早いほどよい。 解体は簡単だ。 水門をすべて開けばよいのだから」と注意を促していました。 しかし中共政府は三峡ダム建設の業績を守るため、耳を貸しませんでした。

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三峡ダム「変形している」 周辺観光地、一時営業停止

三峡 ダム 決壊

(福島 香織:ジャーナリスト) 6月22日からの週に入って中国・重慶の水害がいよいよひどいことになってきた。 中国当局は80年に一度規模の大洪水だと警告を発している。 心配なのは、重慶を流れる長江の下流にある世界最大の水力発電ダム「三峡(さんきょう)ダム」(湖北省宜昌市三斗坪)の強度だ。 中国水利部当局も「ブラックスワン」(起こる可能性は確率的に非常に低いが、起これば極めて大きな衝撃を引き起こす事象)に例えて強い懸念を示すほどだ。 すでに南部は折からの集中豪雨で水浸しになっている。 中国中央気象台が6月24日に発表したところでは、6月に入ってすでに連続23日、暴雨警報を出しているという。 24日も広い範囲にわたって「暴雨イエローアラート」が発令された。 暴雨は貴州、広西、湖南、江西などで大規模洪水を引き起こし、さらに今後数日、集中豪雨が続くと予報されている。 今年(2020年)の洪水被害の被災都市はすでに26の省、自治区、直轄市におよび、被災者数は1122万人。 長江沿いの湖北省の680のダム湖、安徽省の299のダム湖は制限水位を超えており、目下全力で放水による水位調節を行っているが、もはや洪水防止の役にはたっていない。 安徽省の六安市などは村ごと水に沈んでいるところがいくつもある。 中国応急管理部は6月23日までに657. 1万人に緊急避難を指示、21. 3万人に対して緊急生活救助を行っている。 だがすでに9300以上の家屋が倒壊し、17. 1万以上の建物が損壊。 農作物の被害は86. 1万ヘクタールにおよび、直接的経済損失は241億元に上るという。 これは1940年このステーションができて以来初めてのレッドアラートだ。 この日午後、重慶市綦江は基準水位を5メートルほど超えた。 華僑系通信社中国新聞の記者が綦江区をリポートしていたが、重慶都市部と綦江区をつなぐ橋を警察が守備し、人や車両の交通を止め、両岸には警戒線が張られて、人が近づかないようにされていた。 川沿いの土地はほとんど黄土色の濁流にのまれており、川から道路へあふれでた水はさらに居住区の建物内に絶え間なく浸水していているという。 重慶の多くの道路は冠水し、軌道交通は寸断され、綦江濱江路一帯の建物店舗は浸水被害を受け、一部地域では土石流も発生していた。 重慶は断崖に刻まれるように道路や商業ビルや集合住宅がたつ高低差のある都市開発が特徴だが、濁流が高所の道路からあふれて、瀑布のように崖下に流れおちる映像がツイッター上で拡散されている。 山城重慶變水城,三峽大壩危險了! pic. twitter. 私たちは逃げることができたが、間に合わなかったらと思うとぞっとする」と恐怖を語っていた。

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中国 三峡ダムの決壊・崩壊の危機が迫る!|中国・韓国Asian最新ニュース速報!

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三峡ダム建設の歴史を少し振り返りましょう。 建設が始まったのは1993年。 完成は2009年ですから16年もの時間を要した大工事だったのですね。 長さ570km、最大発電量は2250万キロワット(原子力発電所15基分)と何ともスケールの大きいこと。 中国の年間消費エネルギーの1割弱の発電能力があるそうです。 ・ ・ そんな三峡ダムですが、想像を絶するレベルの犠牲を伴って完成していました。 移住を余儀なくされた人なんと140万人! そして、ダムによって長江流域の環境が変化。 工場排水が流れこむなどして水質汚染も深刻で、水産物の水揚げ高は減少。 生息している魚種も大幅に減少。 揚子江カワイルカは絶滅したと見られています。 ・ ・ ・ さらには生態系を壊すだけでなく、ダムが地震を誘発していることも明らかになっています。 カナダ・トロント(Toronto)のプルーブ・インターナショナル(Probe International)が公開した2010年の中国政府に調査結果によると、ダム周辺では2003年以降、大半はマグニチュード3以下と小規模ながら、地震の回数が30倍になった。 ・ 「ダム誘発地震」などという事態が起こりうることを知って唖然としましたが、比較にならない被害が予想されるのが、もし、三峡ダムが決壊した場合です。 していますが、決壊すれば、大量の水が津波となって猛スピードで下流域を襲い、大被害をもたらすことが予想されます。 さすがに日本まで津波が押し寄せることはないでしょうが・・・。 これまでの被害や、万が一のこれからの被害を考えると、三峡ダムの建設は、誤りだったのではないでしょうか。 さて、以前の記事、「」で紹介したように、アメリカでは無用なダムを撤去していくことが活発化し、ダム建設の是非の議論が進んでいます。 日本ではどうかというと、ダム立地地域での反対運動はあるものの、これまでに建設されたおよそ3千のダムのうち、撤去が始まったのはわずか1つ。 熊本県の荒瀬ダムのみ。 新規ダム建設の流れは変わらず、過去最大規模の予算を使う八ッ場ダムの建設が始まろうとしています。 三峡ダムの事例を知り、ダム(特に大規模)には想像を超えたリスクがあること、移住、文化の消滅、水質汚染、生態系破壊など、数えきれない負の側面があることを知りました。 すべてのダムが問題ではないでしょうが、細かく見ていけば、不必要なダムはきっと数多くあるのでしょう。 『』がきっかけで、ダムの存在意義についての議論が日本中で始まることを願っています。

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