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TBS日曜劇場の「再放送」がこんなにも緻密な訳

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竹内涼真(26)が、来年1月期のTBS系人気ドラマ枠「日曜劇場」(日曜午後9時)に初主演することが27日、分かった。 現在は木村拓哉主演の「グランメゾン東京」が放送中で、他にも福山雅治ら大物ぞろいの同枠主演を継承する。 日曜劇場に過去4作出演している竹内は「みんなが見ているドラマ。 やりがいがあります」と、大舞台を先頭で引っ張る決意を示した。 来年1月期の同枠は「テセウスの船」で、ミステリー作品。 「気負う部分がないと言えばウソになるけど、今持っている自分の実力で楽しんで、いい作品を作りたい。 いい景色を見てきた分、新しい形で超えていきたい」と意欲があふれた。 連ドラ主演は14~15年テレビ朝日系の出世作「仮面ライダードライブ」以来となる。 ドラマの影響力、主演の責任を実感した原点が日曜劇場だ。 「ライダーが終わってすぐ下町ロケットに出ると、『見た』って言われる。 阿部(寛)さんは独特の柔らかい感じで、みんな『社長』って慕っていた。 役所(広司)さんも二宮(和也)君もそう。 いい現場はみんながコミュニケーションを取っていた」。 自身も「違和感あるな、という時に言える環境にしたい」と決意を込めた。 同枠は現在「グランメゾン東京」が放送中。 後続の4月期は堺雅人主演「半沢直樹」続編が決まっている。 大物に挟まれるが「好きなんです、木村拓哉さん。 自分が終わったら堺さんのドラマも、すごく楽しみにしています」と、いちファンとして楽しんでいる。 ドラマは主人公が、殺人犯として逮捕された父が起こした事件直前の31年前にタイムスリップする場面から展開する。 竹内にとっても、父親との関係を再確認する機会になったという。 「小さいときは父親もイケイケで飲みに行って帰ってこなかった。 今はすごく仲良くて、同志みたい」。 26歳となった今年、父親に似ていると感じる瞬間が増えたという。 「好きなお酒も似ているし、海水魚飼うのにハマっているんですけど、同じタイミングで父親もやっている。 言葉の言い回しとか、説明している間合いとか、好きな物とか、自然に似てきちゃっている。 恥ずかしさと、面白いなという思い」と笑いながら、「父親について少しずつ分かってきたこのタイミングで、このドラマというのがすごく良かったと思う」と実感を込めた。 ドラマにちなみ、タイムスリップをしたい行き先を聞かれると、迷わず未来を選択した。 「自分の生きていない年に行きたい。 携帯がどうなっているか、とか気になる。 250年後くらいに」。 近未来については「10年後は、だいたい自分の中でプランが決まっている。 こうなりたいというのはある」。 どのような理想像かは「内緒です」と煙幕を張ったが、「いろんな国の人と仕事したいと思ってます」と、国際派俳優への夢もにじませた。 今作で20年の東京五輪イヤーの幕開けとなる。 ドラマで金メダルを取る自信は「あります!」と即答した。 「これから主役もどんどんやっていきたいし、竹内君がやる作品って全部面白い、と思ってもらいたい」。 竹内らしく、さわやかに、力強く宣言した。 主人公・田村心(竹内)は、平成元年に起きた連続毒殺事件の犯人とされる父親を持つ。 父親に会ったことのない心は、母から「お父さんを信じて」と言われ、拘置所で会うことを決意。 だが殺人現場に向かう途中、事件直前にタイムスリップしてしまう。 タイトルは「全ての部品が新品に交換された船は同じ船と言えるのか」という矛盾を提起するギリシャ神話のパラドックス(逆説)。

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名作ドラマ『カミさんの悪口』が主婦の心をつかんだ時代背景とその仕掛けを解析【水曜だけど日曜劇場研究】 (1/1)

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コロナ禍で、テレビドラマは新たな価値を生み出しつつあります(東洋経済オンライン編集部撮影) 5月初旬、NHKはなんとリモートでドラマを制作するという冒険に挑戦しました。 リモートドラマシリーズ第1弾として放送された1話目は、見ているのがかなりつらく実験の域を出るものではありませんでしたが、2話目は竹下景子、小日向文世の存在感と演技にも助けられなかなか良いものでした。 そして3話目は柴咲コウ、ムロツヨシ、高橋一生と猫が入れ替わるという『君の名は。 』のような設定ですが、これはもう十分おもしろい!テレビの新たな可能性を見せつけてくれるものでした。 こんな実験は、経済がシュリンクする中でも安定した受信料収入に支えられているNHKにしかできないものです。 新型コロナの収束が見えず緊急事態宣言が延長され、民放テレビ局も対応に追われています。 バラエティー番組は総集編や名場面集などでは足りず、感染防止と制作を両立させるためリモート出演で乗り切るなどさまざまな努力が行われています。 ニュースや情報番組も感染防止のため、局内に出演者がいるにもかかわらずスタジオ外の別の場所から出演させたり、出演者の自宅からSkypeなどを使ったリモート出演をしてもらうなど、スタジオ内の人数と密度を抑える工夫をしています。 しかしドラマは無理です。 各局とも撮り溜めているものがなくなると、同シリーズ過去番組の再放送などで切り抜けようとしています。 ドラマは再編集で圧縮された濃密な内容に 民放テレビ各局が苦労する中で注目しているのがTBSのドラマ再放送です。 TBSは4月スタートの新ドラマすべての放送予定は未定となったままで、過去番組の再放送を続けています。 たとえばTBSの日曜劇場枠は、TBSの中でも旗艦ブランドです。 テーマも軽い恋愛ものは少なく、普遍的で重厚なものがほとんど。 キャスティングも制作費もほかより贅沢に使われるのですから、おもしろいのは当然ですが、今回の再放送のおもしろさは別のところにもありそうです。 放送延期になっている「半沢直樹」の原作者である池井戸潤氏原作の過去のドラマ「下町ロケット」や「ノーサイド・ゲーム」の再放送は、2時間枠3回の中に、初回拡大版なども含め全10話分を再編集し、大胆にカットして詰め込んでいます。 この圧縮された濃密な内容がとてもいいのです。 普段のドラマの感覚で見ていると、大切なセリフを聞き逃してしまったりするので、とにかく集中して観ていなくてはなりません。 スマホなどをいじりながらでは話の展開についていけなくなり、CMになるとやっと気を抜くことができます。 これほどCMタイムがありがたいと感じたのは久しぶりです。

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