出典:「いじめるヤバイ奴」、著者:中村なん、出版社:講談社 いじめ加害者になるという未知の恐怖を描いた『いじめるヤバイ奴』の設定やあらすじをご紹介していきます。 読み始めたら気になってページをめくる手を止められない作品となっています。 作品の設定や概要• 著者:中村なん• 出版社:講談社(マガジンポケット)• ジャンル:ミステリー・サスペンス、サイコ 設定として、主人公の仲島はクラスの雰囲気をコントロールし、先生までも掌握し、白咲に毎日鬼畜ないじめを続けている。 しかし、実は仲島は白咲に「いじめ」をすることを強要されている。 あらすじ 主人公の仲島はクラスの雰囲気を完全に支配し、毎日儚げな女の子の白咲にいじめの限りを尽くしていた。 白咲を拘束し放課後から放置したり、暴力行為を繰り返したり、自殺を強要したりと… しかし、そんな暴虐の限りを尽くす仲島は、実は白咲に命令されて白咲をいじめていた…。 サイコすぎてヤバイ奴が多すぎる『いじめるヤバイ奴』の主なキャラクター いじめることを強要したり、生粋のいじめっ子だったり、愛情に妄信していたり、とにかくヤバイ奴が多い『いじめるヤバイ奴』の主なキャラクターをご紹介していきます。 仲島達也(なかじま たつや) クラスの絶対的な強者として毎日クラスメイトの女の子である白咲に鬼畜ないじめをしている男子生徒。 いじめに同調する雰囲気をクラスに作ったり、担任の弱みを握り、いじめを滞りなく行うことにすべてをかけている。 しかし、そのいじめは、実は白咲に強要されて行っているもの。 いじめを遂行しなけらば、白咲に過激すぎる暴行を加えられてしまう。 白咲(しろさき) 仲島に毎日いじめられている女子生徒。 入学当初は目を引くほど綺麗な黒髪であったが、毎日いじめられている影響で髪は白くなっている。 クラスでは仲島にいじめられているが、その実、仲島に自身をいじめることを強要している。 そのため、仲島がいじめを失敗するようなことをしでかすと家でひどい仕打ちをする。 仲島に自身をいじめさせる行為や仲島が他のクラスメイトをいじめるのを許さないことなど謎が多い。 田中浩太(たなか こうた) 仲島と白咲と同じクラスのクラスメイト。 いじめが常駐化しているクラスをおかしいと思い、仲島に反抗する正義感の強い生徒。 加藤(かとう) 仲島のクラスに転校してきた高身長のイケメン男子。 趣味は玩具で遊ぶことであり、いじめで同級生を自殺に追い込んだ過去があるヤバイ奴。 転校早々仲島に殴ったり、白咲を自身の玩具と宣言したり、仲島からいじめの主導権を奪おうとする。 青山(あおやま) 仲島と同じクラスの女子生徒。 仲島と白咲の会話を聞き、仲島がいじめさせられていることを知る。 仲島を運命の人と告げており、白咲を殺すことを提案する。 友情なんて1番くだらないと思っていて、愛情だけを求める、白咲たちとは変わった意味でヤバイ奴。 理由は予測不能…『いじめるヤバイ奴』の3つの見どころ(ネタバレあり) 出典:「いじめるヤバイ奴」、著者:中村なん、出版社:講談社 過激ないじめシーンやいじめの葛藤、やばすぎる思考のキャラクターたちなど『いじめるヤバイ奴』には見どころがたくさん存在します。 そんな『いじめるヤバイ奴』の中でも特に注目してほしい見どころをここでは3つご紹介していきます。 意外と優しい仲島の葛藤 『いじめるヤバイ奴』では、根は優しい仲島のいじめの葛藤が見どころとなっています。 仲島は、白咲にクラスメイトの前で小便を舐めさせたり、下着を切ったりと鬼畜ないじめを繰り広げます。 しかし、心の優しい仲島は暴力行為に恐怖し、無抵抗な女の子をいじめることを苦痛し続けるのです。 それらは、いじめを楽しいと思わない子から、いじめ行為の恐ろしさを客観的に読者に伝えていて、いじめの狂気さを実感させられます。 優しい仲島が鬼畜ないじめを行うというギャップのある行為を是非目に焼き付けてもらいたいです。 いじめをこなし続ける仲島 また、どんな障害に阻まれても自分の命のためにいじめを遂行し続ける仲島のいじめへの執念も見どころとなっています。 正義感の強い田中というクラスメイトに先生を呼ばれる中でもどうにかいじめを続けたり、生粋のいじめっ子の転校性が現れても機転を利かせていじめの主導権を維持し続けたりと執念を見せつけます。 次々現れる障害に「仲島終わったな…」と思いながら読んでいても、仲島が策を巡らせ、準備を入念にこなし、困難を乗り越える姿はスリル満点です。 読者が、いじめを続けることを祈るというおかしな気持ちを抱くようになりますが、ハラハラの展開の連続を楽しんでください。 白咲が仲島にいじめを強要する理由 『いじめるヤバイ奴』の大きな見どころは、白咲が仲島に自身をいじめることを強要する理由です。 黒髪だった白咲が白い髪になるほどストレスを受けているいじめですが、それをなぜ仲島に強要するのかはひたすら謎に包まれています。 いじめられることが好きなのかと思えば、自分を仲島以外がいじめることを嫌ったり、仲島が他の人をいじめることを許さなかったり、また使われていない電話番号に電話をかける描写があったりと奇妙な行為が多く描かれているのです。 いじめることを強要するという衝撃の設定がもたらす伏線の回収は、大きな注目ポイントとなっているので、是非最後までご覧になってみてください。 サイコすぎて鳥肌の『いじめるヤバイ奴』はこんな人におすすめ 『いじめるヤバイ奴』はサイコミステリー系の漫画が好きな方には特におすすめの作品となっています。 この作品では、いじめを強要するヤバイ奴に、生粋のいじめっ子であるヤバイ奴、愛情だけを求めるヤバイ奴などとにかくサイコすぎるキャラクターが次々に登場してきます。 そんなヤバイ奴らが繰り広げる常人には理解できないような行為の連続に肝を冷やしながら物語を楽しむことができます。 『いじめるヤバイ奴』を読んで、サイコ感溢れるヤバイ奴らの考えに恐怖し、楽しんでみてください。 管理人の思う『いじめるヤバイ奴』が伝えたいこと(感想) 出典:「いじめるヤバイ奴」、著者:中村なん、出版社:講談社 『いじめるヤバイ奴』では、いじめという行為が客観的にどれだけ恐ろしいものがを伝えたいように思います。 根が優しい仲島がいじめという行為に苦痛を感じ、無抵抗な女の子に対する暴力行為を客観的に解説しており、それらはいじめという誰も幸せにならない行為の愚かさを冷静に表現しています。 いじめをしたくない人がいじめを強要させられているという衝撃的な設定が、いじめという行為を新たな視点で捉える機会を与えてくれているように感じられるのです。 いじめという重たいテーマを斬新な設定で表現し、スリル満点の構成で読みやすくもなっているので、『いじめるヤバイ奴』は是非多くの方に読んでもらいたいと思います。
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次の『いじめ』を題材にした作品は多い。 というのも、いじめた者、いじめられた者、止めようとした者、傍観者だった者…どういった形であれ、社会生活を送っている以上人は誰しも何らかのいじめに関わったことがあるはずで、苦い思い出を持っている人がほとんどだろう。 そういった意味では言い方は悪いが『いじめ』は親しみやすい題材なのだ。 だが、『いじめ』はその身近さと同時にセンセーショナルな題材とも言えるため、不快さと怖いもの見たさを上手い具合にくすぐる。 某いじめを扱った漫画原作のドラマなんて、『第2話!今夜遂にいじめの標的に!…』なんてエンターテイメント感満載で煽ったりもした位だ。 特にWeb漫画・電子書籍が溢れかえっている現在では学校でのいじめものは勿論からママ友イジメから職場イジメ…『いかに過激で残虐か』を売りにしたイジメ漫画がこれでもかとプッシュされている。 そんな中、『過激さ残虐さ』とは別方向に突き抜けたイジメ漫画がある。 それは中村なんの『いじめるヤバイ奴』である。 体中に落書きをされ首に縄を付けられた少女…といった表紙に騙されてはいけない。 これは『女の子が酷いいじめを受ける』…なんて単純な物語ではないのだ。 スポンサーリンク Contents• 『いじめるヤバイ奴』のあらすじ これは狂気が生んだおぞましい物語… 矢場高校1年B組には狂気が蔓延していた。 そこでは凶悪な男子生徒の仲島達也が、か弱い女子の白咲花に残忍なイジメを行っていたのだ。 罵倒し泥を浴びせ自殺を強要する等、仲島はありとあらゆる手段で白咲を貶める。 一部の生徒はいじめに加担し、他は皆、仲島を恐れて見て見ぬふり。 唯一、強い正義感を持つ男子、田中浩太が仲島の蛮行を止め、学校に訴えようとするが、担任教師も仲島に弱味を握られている上、体面を気にする学校はいじめを黙殺。 …しかし、仲島と白咲の間には誰も知らない秘密があった。 本当はいじめなどせず平和な学園生活を送りたいにも関わらず、白咲の壮絶な暴力と凄まじい気迫に逆らえず言いなりになっている仲島。 しかし、同時に連日のいじめで心身ともに疲弊している仲島は、どうにかしていじめを止めたいと願っており、正義漢の田中を利用して逃げ出そうとするも悪魔の様な白咲は何故か仲島に執着し、支配し続ける。 違った。 想像していた方向の遥か斜め上に『ヤバイ奴』だった。 そして「良くもまあ、作者はこんなテーマで漫画を描こうと思い、編集はこんな話を連載しようと判断し、そしてここまで続けてこれているな、マガジンポケットよ」と純粋に思うのだ。 クラスメイト達の前では凶悪で不適な態度を作っているものの、白咲と二人きりになると一転して気弱になり全神経を使って白咲の顔色を伺い、たまに白咲から褒められると歓喜のあまり涙すら流してしまう でも大体その後絶望の淵に突き落とされる。 だが、仲島は世間体ばかりを気にする腐った学園の中で、滞りなく白咲へのいじめを行える様に全力で行動することで、結果的によそのイジメ問題を解決してしまったりと、一応主人公らしい活躍を見せたりもする。 そして、本作のヒロインでかつ主人公の最大の天敵である白咲。 皆の前では非力ないじめられっ子のフリをしているが、その本性は非常にサディスティックで狡猾。 仲島のいじめに不満があれば彼に対してアイスピック等で容赦無い脅しと暴力を駆使する。 白咲が何故仲島に執着し続けるのかは明らかになっておらず、他にも広い豪邸にただ一人で住み、誰も出ない番号に電話を掛け続ける等、その目的も素性も謎に包まれている。 だが、仲島以外に自身をいじめる者を許さないと同時に、仲島に危害を加えようとする者も許さない等、仲島の事を憎からず思っている様で、その事が更に仲島を混乱させる。 そこに強い正義感を持ってイジメを止めようとするものの、頑固で悉くタイミングが悪くて空回りし続ける少年、田中。 仲島に一方的に惚れ込み、恋路の邪魔になる白咲を殺害して排除しようとする女子、青山。 生粋のいじめっ子で仲島からクラスのいじめっ子の座を奪いたい転校生の男子、加藤。 これまたクレイジーなキャラクター達が物語を掻き乱していくのだ。 スポンサーリンク ブラックジョークか不謹慎か?かなり評価と好みが別れる作品 本作は暴力描写が多い。 それも単純な殴る蹴るだけではなく、ペンチで歯を抜く等の『痛い』暴力描写もある他、その他の虐待めいたイジメ行為も描かれている。 だが画力の低さも相俟ってそこまでリアリティは無い上、あまりの話の突拍子の無さから読んでいて胸が痛んだり、胸くそ悪くなることもない。 一歩間違えれば『胸糞』『滑った』状態になるのにそうならない様にバランスが取れている。 ジャンルを考えるならブラックコメディを通り越してもはや『ギャグ』と言っても良いかもしれない。 ただ、『いじめ』というものそのものを演出、小道具…つまり ネタとして軽く扱っているのは事実であるため、そういう意味ではかなりブラックな作品であるといえる。 不謹慎だと怒る人もいるだろうし、イジメに深いトラウマを持っている人はタイトルからして不快に感じるかもしれない。 実際、この『いじめるヤバイ奴』は連載当初苦情が殺到したらしく、その苦情の大半は内容を知らない人 タイトルと表紙を見た人 からのものだったようだが、内容を知った上で 『イジメをネタにしていて下品』と批判する人も少なくない。 その上、 画力も高くなく独特のシュールさがあるため誰にでも勧められる作品ではないだろう。 読む人を選ぶ。 イジメそれ自体をネタにして、コメディ・ギャグ化してしまった本作に不謹慎と不快さを感じるかブラックな笑いを浮かべるか…。 これはハッキリと別れるのではないだろうか。 『ブラックな作品が好き』『過激・暴力的なマンガに飽きてしまった』という人にオススメ なので、『ブラックなギャグを見たいけど、後味が悪いのは嫌だ』『ただの過激、暴力的なだけのマンガには食傷気味なので、ちょっと捻りが効いた展開が読めないものが見たい』という人にのみオススメできる作品である。 スポンサーリンク.
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